ラドン
『空の大怪獣ラドン』
翼竜プテラノドンが突然変異した怪獣。特撮美術監督の渡辺明がプテラノドンをモチーフにデザインしており、名の由来にもなっている。しかし、プテラノドンと比べるとさまざまな差違があり、その後頭部に生えている1本の角状の突起がラドンの場合は2本に分かれて生えている(『ゴジラvsメカゴジラ』では3本)うえ、嘴は鳥類のそれに近い形状で、鳥類に無い歯が生えている(元となったプテラノドンにも無い)が、プテラノドンなどの翼竜に比べればとても小さく短い。腹部にはニードルのようなゴツゴツとした鱗がある。尾はプテラノドンの細い皮膜が付いたものではなく、楕円状にゆるく拡がっている。着地しての直立二足歩行が可能で、翼を広げたままで陸上走行を行うことも多い。超音速で飛ぶ巨体は周囲にソニックブームを巻き起こし、市街を破壊してしまう。
シリーズによって攻撃能力が異なり、『三大怪獣 地球最大の決戦』では嘴で敵をつつく攻撃や足の爪で引っかく攻撃が主で、ゴジラと互角に戦う力を持っている。また、『ゴジラvsメカゴジラ』ではゴジラの熱線を受けてファイヤーラドンと化し、放射熱線と同程度の威力のウラニウム熱線を吐く能力を身につけた。
海外ではロダン (Rodan) と呼称されている[1]。