マイクロエース 【A1289】国鉄 モハ43系+54系 スカ色 飯田線「さようならゲタ電」号 4両セット

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鉄道省(のちの国鉄)では並行私鉄との競争が激化した1930年代に東海道線京阪神地区急行電車用に20m級2扉の電車を製造しました。
両運転台車がモハ42、片運転台車がモハ43と呼ばれ、同一グループとしてサロハ46、クロハ59、クハ58なども製造されました。のちにこのモハ42系をベースとして高速化に対応した流線型のモハ52系が誕生しています。
さまざまな改造や称号改正に伴う改番などが行われた結果、1953(昭和28)年以降は片運転台車をクモハ43、電動機出力が増強された片運転台車をクモハ53、制御車をクハ47と呼ぶようになりました。
これらの関西急電は1950年代から地方線区への転出が始まり、中でも飯田線には戦時中にドア増設改造を受けずに2扉のまま残った車両が多数集結し、3扉ロングシートとして登場したモハ40系をセミクロス化、出力を強化したクモハ54-100番台とコンビを組んだ編成も見られました。
1983(昭和58)年7月から8月にかけて飯田線の119系投入に伴う旧型国電の置き換え完了を記念して「さようならゲタ電」号が伊那松島~中部天竜間に3回運転され、多くのファンに惜しまれながら最後を飾りました。

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