Peridot (Norway)/ ノルウェーペリドット

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ペリドットは多くのマグネシウムを含むケイ酸塩鉱物。
ペリドットという名前も、橄欖石という名前も良く耳にすると思われるポピュラーな鉱物の一つ。
比較的安価で手に入り、初心者の入り口としては十分過ぎるくらい綺麗な緑色は魅力的である。

ペリドットは苦土橄欖石と鉄橄欖石の固溶体として産出され、
鉄によって緑色を呈すが鉄橄欖石の割合が多くなると、褐色や黒色になり価値が下がる。
宝石として扱われるのは基本苦土橄欖石になる。
苦土とはマグネシウムを意味する。

「イブニングエメラルド」、「夜会のエメラルド」という呼び名もある。

こちらのペリドットは、ミントグリーンが綺麗なノルウェー産になる。
ノルウェー産はこの美しい色合いが有名だが、きちんと濃くミャンマー産の様なペリドットも昔は出ていたと聞く。
日独宝石研究所では、ペリドットの産地鑑別も可能で、こちらはコレクター繋がりで海外セラーから買ったものになる。
日独鑑別上、きっちりノルウェー産で仕上がり、品質も甚だ良く大満足だ。
...と言っても、最終的には自分で買った訳では無く、大切な人からの贈り物ピースだ。

ミネラルショーでもノルウェー産としてみる事はあるが、
ペリドットにしては少々高かったり、ノルウェー産である確証が得られなかったり(未鑑別)と、
若干ギャンブルになる要素がある。
横のつながりは非常に大切になってくると感じた。

参考文献(敬称略)
Wikipedia https://ja.wikipedia.org

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