Calcite / カルサイト

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カルサイトは方解石グループに属し、カルシウム炭酸塩鉱物に分類される。
複屈折性という光学効果を有し、菱面体等のカルサイトを書面の上に置いてみると、文字がブレて見える。
硬度は低く、三方向に劈開は完全である為に扱いに注意が必要である。

カルサイトとアラゴナイトは組成式は同じ鉱物になる。
組成式は同じではあっても結晶構造が異なる為、別の鉱物として扱われている。
こちらの様に同じ組成式でも安定の仕方が違うと異なる物質になる事を「多形」や「同質異像」と呼ぶ。
非常に分かりやすい例では、ダイヤモンドと石墨が同じ炭素のみの鉱物であるが、全く違う性質を持っている。

こちらのカルサイトは、コレクター且つ研磨師が作ったファンシーカットが特徴で、
トリリアント系の形をしている。
通常の撮影では輝きを写せなかったので、参考として別の取り方を掲載した。
実際はこのように輝き、とても綺麗だ。
カルサイトはポピュラーな鉱物の一つとも言える程に名前は広がってるだろうが、
割と輝くというのは、手に入れて初めて分かった。

石自体は数百円から買える為、自由研究に使うのも良いのではないか。

参考文献(敬称略)
Wikipedia https://ja.wikipedia.org

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