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BZURA 1939
ポーランド防衛戦争で最大の戦いであり、ドイツ軍の攻勢計画を妨げる可能性のあった唯一の戦い。ポーランドのポモージェ軍とポズナニ軍が、ワルシャワへと向かっていたドイツ軍の側面を攻撃しました。これは敵軍にとって完全な奇襲でした。この激烈な戦いでは、ポーランド兵はその勇猛果敢さを燃え上がらせました。しかしこの攻撃を継続する決意と一貫性とは十分ではありませんでした。また戦い疲れ果てた部隊と交代できる予備もなかったのです。
本品はポーランドのTAKTYKA I STRATEGIAN社が発売したゲームです。
『BZURA 1939』はW-39という共通のシステムを使用して、第二次世界大戦のポーランド戦役の様々な戦場を再現する「WRZESIEN 1939」シリーズの第5弾です。
マップは96×68㎝と大きめ、部隊規模が小さいためコマ数も400個以上の大物です。シナリオは9月9日からのヒストリカルシナリオ1本です。
この戦場はポーランドのど真ん中、ワルシャワの前面です。マップの南西部分が『PIOTRKOW』に、北西部分が『MLAWA』(たぶん)に繋がるので、重なる部分の色が少し変わっています。ここでポーランド軍は前線から撤退してきた軍を掻き集めてドイツ軍の伸びきった側面の歩兵師団を襲います。史実ではポーランド軍は僅かな成功を収めますが後が続かなかったのでした。
最後にこのシステムの最大の欠陥を。このシステムでは、部隊の1ステップ=1スタック価=1戦闘力となっていて、部隊による違いがありません。ドイツ軍の戦車大隊でも、偵察兵や斥候の自転車大隊でも、ドイツ軍とポーランド軍の間でも、戦闘力の差がまったくないのです。これではシミュレーションとしておかしいし、ドイツ軍は勝てないでしょう。翻訳していてこれに気付いた後は、このシリーズに手を出すのを止めたのでした。
#ポーランド戦役 #ブズラの戦い
ターンスケール: 1ターン=1日
マップスケール: 1ヘクス=約3000メートル
ユニットスケール: 1コマ=大隊
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/280
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/281
