関ヶ原 Sekigahara 1600

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これは国際通信社が発売した「コマンドマガジン誌」159号の付録ゲームです。本誌中に各種併せて関連記事が22ページほどあります。
本作はフランスのHEXASIM社が2016年に発売した箱入りの3in1ゲーム『Tenkatoitsu』から「Sekigahara 1600」の日本語ライセンス版です。マップは日本語化されたくらいでほぼ変更ありませんが、コマのグラフィックはあっさりし過ぎくらいシンプルに改められ、またマーカーやチット類もユニットコマと同じ大きさになっています。
「関ヶ原」には基本ルールに日和見と裏切りのルールが追加されます。これは東軍と西軍がそれぞれ自陣営に引き込みたい日和見大名のチットをカップに入れ、そこから引いたチットの分だけ日和見大名の動向が左右して、東西どちらかに振り切ったらその陣営で参戦するというものです。ターンが進むと引くチット数が増え、戦況に応じてカップに入れる東西のチット数が上下します。関ヶ原の戦いでの裏切りルールは各デザイナーの悩みどころ(腕の見せ所)で、このゲームでは単調になり過ぎず複雑にもなり過ぎない絶妙な所に落ち着いているのではないでしょうか。

元々のHEXASIM版にもプレイテストや校正で何人か日本人が参加しており、日本語監修については海外他社の追随を許しません。それでも複雑なシステム故か、妙な日本語が残っているのも事実で、この日本語版でもそうした妙な日本語をどう日本語に訳すかの苦労が窺えます(妙なままの所もあります)。

元ゲーム『Tenkatoitsu』からは「長久手」が144号、「山崎」が149号で「コマンドマガジン誌」の付録ゲームになっています。

#関ヶ原の戦い #小早川秀秋

ターンスケール: 1ターン=30分
マップスケール: 1ヘクス=250メートル
ユニットスケール: 1戦力ポイント=300人

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/269

Tenkatoitsu -Sengoku Jidai- 天下統一 ・戦国時代・
本作はフランスのHEXASIM社が発売した、日本戦国時代の合戦を扱うゲームです。フランス製なので本来のルールブックはフランス語なのですが、本品は輸出用(?)の英語版です。 1582年の山崎、1584年の長久手、1600年の関ヶ原の3つの合戦を共通のルールで再現する3in1ゲームです。長久手は特に追加ルールのない基本的なゲームで、山崎には勝竜寺城の攻城戦ルールなどが、関ヶ原には日和見と裏切りのルールなどが追加されます。 同社の同じ「Sengoku Jidai」シリーズ『Kawanakajima 1561』(2009年発売)のルールシステムを、若干ブラッシュアップして使用しています。チットで引かれたクラン(氏族・郎党)が活性化するという、このスケールのゲームではよくあるシステムですが、そこへ更にクラン毎のオーダー(モード・命令)と移動タイプ、ジンケイ(秘策・計略)による戦術の適用などの要素が加わります(しかも、1ユニット中の戦力が精鋭兵と雑兵の2種類に分かれているという凝りようです)。はっきり言って凝り過ぎで、他の人にちゃんと説明できる自信がありません。ルールブックは例示が多いのでだいぶ分かりやすいですが、それでも用語で混乱が起きかねません。 このゲームは3つの戦いがそれぞれ「コマンドマガジン誌」の付録ゲームとして日本語版が出版されています。「長久手」が144号、「山崎」が149号、「関ヶ原」が159号の付録になっています。 #関ヶ原の戦い #山崎の戦い ターンスケール: 1ターン=30分~1時間 マップスケール: 1ヘクス=200メートル(山崎)、220メートル(長久手)、250メートル(関ヶ原) ユニットスケール: 1戦力ポイント=70~120人(山崎、長久手)、300人(関ヶ原)
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/269

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