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TRIREME ギリシャ・ローマ海戦
これはアメリカのAvalon Hill社が発売したガレー船時代の海戦ゲームです。元々1973年にイギリスで出版された同名のゲームを基にリデザインし、更に簡易な「フリート・ゲーム」を追加する形で再販されたものです。ホビージャパンが和訳付きで輸入販売していました。
シンプルなルールで海戦全体の戦術を再現する「フリート・ゲーム」と、ガレー船の機動を1隻単位で細密に表現する「シップ・ゲーム」というスケールと難易度の異なる2種類のゲームルールがあります。
マップは海面を描いたハードボードで、海岸線や暗礁は緑色(区別しにくいが2色ある)のコマを置いて設定します。シナリオはラデの海戦からアクティウムの海戦、370年頃のサクソン人とローマ帝国との(特に名のない)海戦まで10本が収録されています。
フリート・ゲームは海戦全体の雰囲気はつかめるものの、やや大味に過ぎる感があります。シップ・ゲームはまるで戦闘機同士の空戦ゲームのように記入用紙にプロットする方式のため、扱えるのは3~4隻が限界でとても海戦全体を扱うことはできません。GMT社の『War Galley』が出るまでは唯一無二のガレー船海戦ゲームでしたが、もう少し間を取ったものがないかと思うこともありました。いや、贅沢を言っているだけで、フリート・ゲームで十分に楽しめるゲームではあります。
初めて買った洋物ゲームなので愛着はあります。
#初めての #三段櫂船
ターンスケール: 明記なし
マップスケール: 明記なし
ユニットスケール: 1コマ=1隻(ただし、実際には数隻~10隻程度に相当する)