- SilicifiedZone Museum
- 1F 雲根誌21
- 兵庫県のヒスイ輝石
兵庫県のヒスイ輝石
もう10年以上前までは、大きなヒスイが川に落ちてましたが、最近は、滅多に拾えなくなってます。数年前には、ヒスイではありませんが、パラゴナイト~金雲母系の大きな放射状結晶の入ったアルビタイト (200kg位) を見付けて、教育委員会に通報したら、直ぐにレッカー車で保護してくれました。
1枚目は、白いヒスイ輝石の塊。
2枚目は、繊維状の見えるヒスイ輝石の塊。周囲には蛇紋岩が付いている。
3枚目は、その拡大。
4枚目は、アルビタイト中に、ヒスイ輝石の結晶が、花が散るように散在する物。
5枚目は、4枚目の拡大。
6枚目は、新産地の金雲母アルビタイト中の球状ヒスイ。肉眼でも微かに繊維状を確認出来るし、切断する時の硬さは、正にヒスイ。
これらの標本から、ヒスイの成因を推定出来る物と思ってます。こう言う小さな産地こそが、客観的証拠の宝庫です。