方解石 (calcite) 金生山 #0130

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陣笠状の方解石のクラスターです。金生山の方解石は本標本のようにオレンジ色を呈しているものが多く見られますが、これは鉄分によるものと考えられています。(1枚目は背景をソフトウエア処理しています。)

金生山(きんしょうざん)は全体が古生代ペルム紀の赤坂石灰岩で構成されており、日本有数の石灰岩産地として石灰岩、大理石の採掘が行われています。また、2億5千万年前に赤道直下のサンゴ礁に生息したフズリナ、サンゴ、ウミユリ、巻貝、二枚貝などの化石が豊富に見つかっており、「日本の古生物学発祥の地」、「古生物のメッカ」としても知られています。

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