銀黒鉱石 (ginguro ore) 黒森鉱山 #0484

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石英中に銀黒脈を伴う銀鉱石です。銀黒脈は顕微鏡サイズの針銀鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱からなります。1~3枚目は背景をソフトウエア処理しています。

「刈田郡地誌」によれば黒森鉱山が発見されたのは1744年(延享元年)で、以後1868年(慶応4年)に休山するまで約120年間銀が採掘されたといいます。しかし「刈田郡誌」によれば1559年(永年)から採鉱され宝暦年間(1751年~1764年)に一時休山、その後明治期に入って再び採掘され、1888年(明治21年)には三菱鉱業によって買収され、明治末期には一時12万貫(1貫は3.75kg)の鉱石産出があったとのことです。

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