孔雀石 (malachite) 大張鉱山 #0161

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鉱脈鉱床上部の酸化帯から産出した二次鉱物で、緑色のぶどう状の皮殻状集合体をなしています。

大張(おおばり)鉱山は金・銅・ビスマスの鉱染状の鉱脈鉱床で、1935年(昭和10年)に露頭が発見され、1936年(昭和11年)に井上浜五郎らにより試掘が行われ、1938年(昭和13年)には田中鉱業の経営に移りました。更に1943年(昭和18年)に北辰鉱業の経営となり、戦時中は一時銅山として稼行、戦後は金鉱の探鉱が続けられましたが、1971年(昭和46年)に休山しました。

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