マジュンガサウルス(MAJUNGADAURUS) この違和感はいまだにぬぐえない。頭部の一本角

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マジュンガサウルス(Majungasaurus)
 白亜紀後期 ケラトサウルス下目 アベリサウルス科
 体長:推定8メートル マダガスカルの州都マジュンガのちぃん校で発見されたことに因み学名が付けられている。小種名はクレナッティムスと記載されている。これはたくさんの円鋸上の歯を持つことを表している。肉食恐竜で最も典型であるティラノサウルス類のようなセレーション(ステーキ用のナイフのような歯のギザギザ)を持っていたということ。大型の割には1トン程度の体重で頑丈な頸椎を持ち軽量化された骨格を持っていた。筋力は強く、大型の獲物を倒すにも十分が攻撃力を有していた。
他のアベリサウルス科の恐竜と同じく指の数は違うがティラノサウルスよりもさらに短めの前脚であった。視神経の発達の具合から推定して視力はあまりよくなかったようだ、
頭部の特長は眼窩の上部にある一本の角上の突起である。大体普通は左右対になっているものが普通であるが、これは特殊というか、「うそだろ?」と言いたくなる。
草食恐竜にはかつて同じくらいの位置に一本唐突に上にそそり立つ角を持っているとされた恐竜がいた。この恐竜は近年データの集積が行われ、異なった頭部の骨の一部が誤認されたものだとの結論が出ている。もちろん当時は僕もその頭骨見本に基づいて復元図を描いていたが、やはり、「ホントかなぁ?」という生き物としての不自然さを感じていた。
この恐竜の一本角にも同様の違和感がある。なるべく不自然に感じないように自分が納得できる描き方でと、何回描きなおしたかわからない。で、今のところこの作品が無難なところではなかろうかと、今のところは考えている。

原画サイズ5000×3000PIX 約50MB 320dpi ライセンス販売 Adbestok Pixta

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