ペレカニミムス(Pelecanimimus)  ペリカンもどきと言われる小型獣脚類

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ペレカニミムス (ペリカンもどき)白亜紀前期の現在のスペインに当たる地域に生息した。
獣脚類、オルニトミモサウルス類。に分類される。原始的特徴を持つ。小型。推定される体長は2mから2.25m

学名はラテン語でペリカンを意味するPelecanusと(もどき)を意味するmimusの合成。
唯一発見されている骨格化石は関節した(つながって発見された)上半身のみであるが、そこに見られる長い吻部とのど袋の存在を推知させる構造から命名されていると思われる。

オルニトミモサウルス類の恐竜はハルピミムス以外、ほとんどが歯を持たなかったが、この恐竜は非常に多くの歯を持っており、、特筆すべきこの特異性から小種名を『ポリオドン』polyodon(polys=たくさんの)とoduus(歯)というギリシャ語を合わせて付けられている。

polysというギリシャ語は例えば音楽用語の重奏する音構造を指すポリフォニーや、薬の成分でよく聞くポリフェノール(多くのフェノール)という医学用語などでよく使用されている。そうそうポリ袋(ポリ塩化ビフェニールで作られた袋)もそうだね3.

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