長崎県五島市奈留町泊永這 水晶岳 貫入日本式双晶

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両翼3.3cmの二重の日本式双晶に貫入する形で、1.9cmのやや歪な日本式双晶が付いている、とても変わり種なこちら。

前掲の日本式双晶と共にセットでヤフオク落札したものになります。
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/586

元の大きさ自体がまず立派。乙女鉱山のものを除けば、手持ちの日本式双晶では最大となりました。

大きい双晶の方は、片翼のみ2枚ある状況。1枚目の写真を見ると分かりやすいですが、左翼が2つある感じ。その双晶にめり込む形で、小さい双晶が入っているのです。7、8枚目の写真が解説になります。

恐らく、大きい双晶が成長する際に、小さい双晶が貫入=成長阻害し、そのままお互いに成長したのでしょう。双晶の有無にかかわらず、その育ち方自体が稀有。自然の神秘的な力を感じます。

長崎県五島市奈留町泊永這 水晶岳 母岩付き日本式双晶②
2024年に入ってから、ヤフオクでの落札が難しくなってきました。理由は明確には分かりませんが、国産水晶を集める同業者が増えたからな気もします。 ここに水晶の写真や産地情報を載せれば載せるほど、自分自身が苦しくなってくる、そんな気もしますが…(笑) そんな中久々に落札できたものが、奈留島の日本式双晶2つセットとなります。こちらはその一つ。母岩付きの日本式双晶はもう手に入らない、そんな話を前掲の日本式双晶の説明でしていましたが、そこから3週間で手に入れることができました。 両翼1.5cm、母岩は極めて薄い石英になります。双晶の特徴の薄さも相まって、全体がデリケートすぎる標本。発送の際に割れていないか心配になるくらいでした。 こうやって写真に残してみると、大きく見えるその様は本当に立派な日本式双晶。かなり前のオールドストックと思われますが、どのように大きな母岩からこれを剥がしたのか…
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/586

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