琥珀色の日々 / 菅原進

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子犬の名は「トリス」。私がまだ大学生の頃(1980年代初頭)、サントリーのCMで使われていた歌である。アーティストは「ビリーバンバン」の弟の方の菅原進氏である。
 トリスが一匹、旅をしていく。股旅もの時代劇の「木枯らし紋次郎」よろしく彼は道すがらいろいろな人間たちと出会っていく。学生や社会人もいれば、おばちゃんもいる。急に出て来る自転車とも遭遇したりする。トリスの歩いていく道は、何か人生そのものを例えているかのようだった。このCMは日曜夕方の定番「笑点」の放送枠の中で必ず流れた時期があった。「咳・声・喉に浅田飴」のCMとともに毎週1回流れるのだ。このトリスのCMが見たくて「笑点」を見ていた時期がしばらく続いた。
郷愁を誘う素朴なメロディーラインが蘇ってくる。古き良き『昭和』の時代である。

https://youtu.be/bk70hK7GPRs?si=AZhYL1Vi2pV4Qn94

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