リユニオンブルース、オスカー、ピーターソンとミルト、ジャクソン

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オスカー・ピーターソンの最高傑作か

オスカー・ピーターソンという人もある意味で好き嫌いが別れる人だと思う。大陸的というか、陽気な黒人音楽というのがなんとなく受けないtころがあるのだ。勿論、その技巧を好む人が数多いし、親しみやすい人だというのもわかって言っている。しかし、たとえばビルエバンスなんかとは、その人気のあり方がちょうど真逆なような気がする。さて、このアルバム、その真昼の陽光のようなピーターソンのピアノの価値を少しも減らすことなく、ミルトジャクソンのバイブというブルージーなオモリが入った。結果はすばらしい。ミルトジャクソンという人は実はどんなピアニストでも合わせられるのではないかと思うし、しかもそのピアニスト(や共演者)のいいところを引き出す人だと思う。ここでもピーターソンのいいところを引き出しつつ、しっかりミルトも自分の音楽をやっている。好盤である。

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