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I Still See You
1971年スコット・ウォーカーは唯一の仕事として映画「恋(The Go-Between)」のテーマを歌いました。主演がスコットお気に入りのジュリー・クリスティ、音楽がまたスコットお気に入りのミシェル・ルグラン。ソロ5作目のアルバム「Scott4」(1969)でつまずいたスコットにとっては、まさに起死回生のビッグチャンスとなるはずでした。
おそらく、ジョニー・フランツはこの曲でスコットを復活させ、“イギリスのアンディ・ウィリアムス”に仕立てるつもりだったように憶測します。
しかしながらレコーディングの日、スコットは泥酔状態で現れ、そのうえ自分のセンスで歌詞にケチをつけて変えて歌いひんしゅくをかいました。
結果は映画はヒットしましたが、スコットが歌う主題歌「恋(I Still See You)」はまったく注目されず、シングルでは彼自身初のチャートランク外となりました。
