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1964 Congo イカの切手
イカの一種「Lycoteuthis属」が、魚を捕食する瞬間。脚や胴体にたくさんある発光物で、周りを泳ぐ魚たちの目が眩んでいる感じも描かれています。 それにしても眼 👀 が大きい〜、と思ったら、普通に育って8センチ、大きくなった雄でも19センチの胴長という、小さいイカでした。だから眼は大きく見え、周りの光る点でさらに誇張されるのか?画像3は1910年という早い時期、この光るイカを描写したドイツ人の海洋生物学者 Carl Chun のイラストです。 かつてはフランスの植民地だった西アフリカのコンゴ共和国から発光された凹版切手の海洋生物シリーズは、なかなか怖ろしい雰囲気です。画像2のクロアンコウは、びっくりなサイズの口と歯。目の間に飛び出ている「擬似餌=ルアー」の先を発光させて、魚を呼び寄せるのですね。英語名が「sea devil」なのは、そのまますぎて笑えました。 発行国:コンゴ共和国 発行時期:1964 図案: 2F: Lycoteuthis diadema 15F: Melanocetus johnsoni 制作者:design & engrave: Cottet #切手 #頭足類の切手 #コンゴ共和国の切手 #コンゴ共和国 #イカ #頭足類 #海洋生物 #クロアンコウ #stamp #cephalopodonstamp #cephalopod #postagestamprepublicofthecongo #republicofthecongo #squid #marinelife #seadevil
切手 アフリカ切手 凹版印刷tomonakaazu
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1963 New Hebrides オウムガイの切手
オウムガイは3センチぐらいで生まれ、深海で中生代白亜紀末期の隕石衝突以後の気候変動を生き延び、今でも存在(拍手👏🏼)。さらに、触手が8本か10本だったらしいアンモナイトとちがい、オウムガイの触手は90本ある!というのには驚きました。(ウィキ日本語↓) https://tinyurl.com/yfhm4e4z 一年前のニューカレドニアの切手と比べて少し稚拙?と思ったけれど、この切手のオウムガイには、その多数の触手も描かれていて、実は丁寧な描写でした。 ニューヘブリディーズは、1980年にバヌアツ共和国の一部となって独立するまではフランスとイギリスの共有地で、それが切手右上のRFとERで分かります。この切手はフランスの凹版印刷ですね。 画像2枚目はニジハギで、これはやはり、描写が稚拙かも。。パリの切手印刷所で、新人たちの練習用だった印象です。 発行国:ニューヘブリディーズ 発行時期:25 November 1963 図案: 30f: Nautilus 50f: Acanthurus lineatus 制作者:design: A. Larkins, Turrell & Thomas, engrave: Government Postage Works, Paris #切手 #頭足類の切手 #ニューヘブリディーズの切手 #ニューヘブリディーズ #オウムガイ #頭足類 #海洋生物 #stamp #cephalopodonstamp #cephalopod #postagestampnewhebrides #newhebrides #nautilus #marinelife
切手 オセアニア切手 凹版印刷tomonakaazu
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1958 France 矢/ドラゴンのある切手
1066年に、フランス側からノルマンディ王がイギリスを攻めたのは「ヘイスティングズの戦い」と呼ばれ、それを祝ってノルマンディ王室の女性たちが刺繍の巻き物を作ったのが、戦況を細かく伝える「バイユー・タペストリー」です。63メートルもある長い布は950年を生き抜いて、今ではそれを展示するための博物館に飾られています。見に行きたい〜。 https://tinyurl.com/54fv69xd そのタペストリーを元にした切手セットがイギリスから1966年に登場しますが、それより早く、フランスから1枚発行されたの切手もタペストリーからで、選ばれた図柄には北欧から移住したノルマン人らしい盾が描かれています。馬上の2人とも、盾にドラゴン。右の人が持つ槍の先に矢が見えるので「矢印の切手」ルームにも展示します。 発行国:フランス 発行時期:21 June 1958 図案:fragment of the Bayeux Tapestry 製作者:design & engrave: Cami #切手 #ドラゴンの切手 #矢の切手 #矢 #ドラゴン #フランスの切手 #フランス #バイユータペストリー #stamp #dragononstamp #arrowonstamp #postagestampfrance #france #bayeuxtapestry #bayeux #tapestry #arrow
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
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1955 France 鉄塔の切手
エッフェル塔はパリ万博の目玉として建てられ、20年後に解体されるはずだったのが、軍事用の無線電話を受信するために残され、第一次世界大戦ではドイツ軍に対して通信妨害をして役立ちました。今も放送用や地上デジタル用アンテナを付けて通信に使われています。 そんなエッフェル塔の役割を描いた1955年の切手には、そこからテレビを受信するパリの建物が描かれ、屋根には八木アンテナが!日本人の発明を誇りたくなる切手です。 八木アンテナのことは、この↓ログに。 https://muuseo.com/tomonakaazu/diaries/6 1889年に完成した鉄塔の「はしり」であるエッフェル塔が、精緻な凹版で構造を細かく再現した、愛のある切手になっています。 発行国:フランス 発行時期:16 April 1955 切手タイトル:Television Development 図案:Eiffel Tower and Television Aerials 制作者:design & engraving: Decaris #切手 #飛行の切手 #フランスの切手 #フランス #鉄塔 #トラス構造 #エッフェル塔 #通信 #stamp #pylononstamp #postagestampfrance #france #pylon #truss #eiffeltower #television #telecommunication
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu