- Kitte and Ephemera Museum
- 12F フランスのヴィンテージ車・紙模型「Shell Berre」
- SB 紙模型 20: Serpollet 1902
SB 紙模型 20: Serpollet 1902
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから
no.20 / Serpollet 1902
近未来的なデザインのこのレース車が、1902年に走ったのは驚きです。初期の流線型?と思えるボディーの形と、タイヤもスポークを円盤で隠し、これは空気抵抗を減らしていると思われます。かっこ良すぎ!
さらに、これが蒸気エンジン車だったと知り、びっくり。このスマートな車体にどうやって?
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原本にある車の解説と、データシートです。
『通称「イースターエッグ」1902年/技術者のレオン・セルポレ (Léon Serpollet) が製造したすべての車は蒸気動力であった。1888年にリリースされた最初のモデルは、セルポレが1900年という早い時期に、パリ-リヨン間を13日で走ることを可能にし、彼にレース出場への意欲をあたえた。ニースのプロムナード・デ・ザングレで時速120キロに達したこの「イースターエッグ」は、セルポレの全モデルの中で最も速かった。
技術的特性:瞬間蒸気ボイラーによる推進 (セルポレ特許)』
<データシート>
蒸気自動車
パワー:25馬力
速度: 120 km/h
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技術者のレオン・セルポレ氏がこの車に応用した「小型蒸気エンジン」は、どうやら瞬間湯沸かし器のようなものだったようで、この記事↓に略図が。
https://en.wikipedia.org/wiki/Flash_boiler
(こういう図にワクワクするのは、、、かなりヘンですか?)
そんな↑改良で、たったの10数年前には円筒が飛び出ていた蒸気エンジンは、小さくパワフルな動力になったのですね。
https://muuseo.com/tomonakaazu/items/486?theme_id=45891
1902年当時の写真を見ると(画像8)この紙模型が正確に再現されたことが分かります。先鋭的な形に、当時のアール・ヌーヴォーが反映された模様が足されているのが愛らしく。原本を2枚手に入れ、一つを組み立てました。楽しかった♡
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tomonakaazu
2024/05/20 - 編集済みこれも原寸のスキャン画像があります。用紙サイズ260 x 231mmで3.3MBの画像です。このスキャンは押し切り線が良く見えていて、再生しやすいかもしれません。また、画像6にある切り離した部品パーツの写真も参考になると思います。
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fanta
2024/05/24ボートを逆さにして乗せたが如く😁
でもだからこその流線形が実現なのでしょかね♪
馬車タイプなアンティーク感から、
一気に進化したようなカッコ良さでっす。
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tomonakaazu
2024/05/25fantaさん♡
そう、これは当時、相当に人目を引いたと思うのです。ちょっと未来的すぎ!で受け入れられなかったのか?他に一台も見ません、、。
このかっこ良さで、まだ蒸気エンジンだったのがオロドキですよねー。
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