1970年代製作 DUCKER&SON別注 4アイレットダービー "597"

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1970年頃の製作と思われるDUCKER&SON別注の4アイレットダービーです。「597」という型番が与えられています。ラストは56で、この時代では比較的多く見られるラウンドトゥです。アウトソールの刻印はなく、ヒールトップも大き目でラバーなしの一列化粧釘打ちです。こげ茶の上質なスエードが使われています。

https://muuseo.com/shinshin3/items/449

イギリスの別注5
●画像1 ダッカー&サンの別注ロゴ。ダッカー&サンは1898年にエドワード・ダッカーがオックスフォードに創業したビスポークシューメーカーです。残念ながら2016年に閉業しました。グリーンには60年代から別注を掛けていました。クロケットにも別注を掛けています。 ●画像2 ダッカー&サンの店舗です。画像3のように店内には靴箱が所狭しと置いてあります。 ●画像4 日本でもよく知られているダックスの別注ロゴ。80年代の別注のようです。90年頃にロンドンで同社の「シーアイランドコットン」の素晴らしいシャツを買ったことを思い出します。 ●画像5 現在は「ジョーンズ・ブーツメーカー」という名称になっているA.JONES&SONS別注のロゴ。1857年創業の大変古いメーカーです。グリーンには60年代頃から別注を掛けていたようです。ジョーンズに関しては下記のサイトをご覧下さい。 https://www.jonesbootmaker.com/pages/heritage ●画像6 J.&F.GREENSTREETという会社の別注。全く情報がありませんが、70年代頃にグリーンに別注を掛けていたようです。 ●画像7,8 ここ十数年で私が見た中で最も「カッコいい」と思ったロゴ、「スレイド」の別注です。同社は1789年、ウスター(ウスターソースの語源)に創業した、ピール、マックスウェルと並び英国の中でも最も古いビスポークシューメイカーの一つです。ロゴからはチェルトナムに1847年、カーディフに1920年に支店を出したようです。グリーンの別注は60年代頃までのようですが、スレイドがいつ無くなったのかは不明です。この三都市の名前がいずれもグリーンのペットネームに付けられているのはとても面白い事実です。
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