荒井幸雄 サインボール+スタジャン

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荒井 幸雄(1998年横浜ベイスターズV戦士)
引退試合日付(2000/10/10)サイン入りスタジアムジャンパー+サインボール

この日、 戦力外となった駒田、荒井、川端、島田が1軍登録なり引退試合を迎えた。ローズは帰国。権藤監督も辞任退団となった。

ヤクルトスワローズ (1986-95)
近鉄バファローズ (1996-97)
横浜ベイスターズ (1998-2000)

当時の様子がよくわかる観戦記のHPから引用(一部レイアウトを変更)させて頂きました・・・

『2000/10/10 ありがとう! 権藤ベイスターズ! 対スワローズ最終戦観戦』

 そして今シーズンハマスタ最後の公式戦です。きょうは、いろいろな人にお別れを言わなければなりません。デイパックに権藤ユニとローズユニを詰めこんでスタジアムに向かいました。大枚はたいて指定S席券を購入。友の会のお姉さんや売店のおじさんに今シーズンのお礼を言ってからバックネット裏へ。わ!駒田が4番スタメンだ。ベイスターズでの最後の守備と最後のヒットを見ることができたぞ。最終戦の出場を拒否していると聞いていたが、出場してくれてよかった。同じく最終戦で登録された荒井幸雄や川端も代打で登場。観客は、彼らに惜しみない拍手と声援を送って別れを惜しんでいました。みんなお疲れ様。そしてありがとう。

 試合終了後、選手とコーチ陣が整列。スコアボードには、昨日退団したローズのお別れの挨拶の映像が流れる。そして、権藤さんが最後の挨拶。僕は、72番のユニフォームを広げながら大声で叫んだ。「ゴンドーさ~ん!ありがと~!!」 権藤さんを見送った選手たちがスタンドへ近寄って手を振る。楽な試合展開なら今日最後の登板をしたであろう島田や阿波野が胴上げされる。

荒井も川端も宙に舞う。
荒井がヤクルトファンが集まるレフトスタンドへ走っていって深々と頭を下げた。荒井幸雄は泣いていました。

島田と阿波野も泣いていました。谷繁も秋元も泣いていました。拍手を続けながら僕も涙をぬぐいました。

僕の頭の中では、一昨年の優勝シーンや、話し掛けたときに気さくに応えてくれた駒田や阿波野の姿が駆け巡っていました。スタンドの多くのファンも皆感傷に浸っていたのでしょう。応援歌のメドレーがいつまでも続き、選手たちのいなくなったグランドに向かって響き渡っていました。久々に僕も口ずさんでいました。

「白い流れ星大きく舞い上げろ冴えたホームラン見せてよ駒田」

「Come-On! Rose Victory! Hustle Bobby Go! Go! Go!」

ひとつの時代が終わったような気がします。あの大洋ホエールズから横浜ベイスターズへ変わった時に感じた、寂しさと僅かな期待感のような。いや、それよりもその翌年の高木豊や屋鋪らの大量解雇のあったときのような空しさかもしれません。僕たちを熱く燃えさせてくれたチームが終わりました。今は、来季のことはあまり考えたくありません。素晴らしかったこの3年間の思い出に浸っていたい。そんな感じです。

「ありがとう、権藤ベイスターズ」

そして、去り行く選手たち・・・

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