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吸血鬼ドラキュラの花嫁
声優の中には「この設定にはこの人」という人がおります。あくまで個人的な印象ですけど。
ホラー映画だと千葉耕市氏の声がよく聴かれます。ホラー映画のCMでのナレーションなども千葉氏の独壇場という感じでした。そんなホラーから一本、「吸血鬼ドラキュラの花嫁」です。ドラキュラとなってはいますけど、出て来る吸血鬼は別人です…。
主演のピーター・カッシングはスターウォーズEP4では帝国軍のモフ・ターキン提督役で出演しておりますが、元々イギリスの「ハマー・フィルム」の常連俳優でした。ハマーは1950年代から80年代頃までゴシック・ホラーを量産していた会社ですが、中心となって出演していたのがドラキュラ役で人気者となったクリストファー・リー(彼もSWでドゥ―ク―伯爵で出演)と、このカッシングでした。
カッシングの声はというと、やはり千葉耕市氏の印象が強かったです。ホラー映画の場合、千葉氏が脇役の声を担当される時は怪しくて不気味な登場人物だったりしますが、カッシングは正義の科学者なども多く演じているので、一転してカッコいいインテリ科学者もピッタリとハマっていましたね。
千葉氏をフューチャーしておきながら、このソフトに入っている2種類の吹き替え、両方ともジョン・ウエインでお馴染みの小林昭二氏が担当されてます。ドラキュラを倒したヘルシング教授が新たな吸血鬼を迎え撃つ! というストーリーなので、よりヒーロー色を強くしたいからでしょうか、千葉氏でなく小林氏が担ぎ出されたという事です。
カッシング=千葉耕市というのがフィックスなんですが、スターウオーズを含め、結構別の方が担当されることも多く、混乱してしまいます。ちょっと残念。千葉氏のヘルシング教授も聞きたかったなぁ。
#吹き替え #洋画
https://youtu.be/LR8CaOgSSuc