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九十九怪談〈第二夜〉
以前日記で所有している「実話怪談」の文庫本が多くて場所を取ってるのが悩みだという旨を記しました。アイテムとして展示する予定はないとも加えました。しかし、前言撤回、一冊だけ展示する事にします。
この「九十九怪談」は実話怪談の基礎を築いた「新耳袋」シリーズの著者、木原氏による怪談本です。百物語形式に倣って、百話語ると怪異が訪れるので99話に抑えて書かれています。このシリーズは全十冊あります。
他の実話怪談の本は各話はインパクトはあるものの、どれも「怪しい、胡散臭い、眉唾物」という印象がありました。物語としては面白いけど「それって本当に実話?」と感じる話が多かったんですね。しかし本書は各話1~3ページという短い話が殆どで、余計な描写がない分説得力があります。
その代り、「○○さんがこんな体験をしましたおわり」とあっさりしてるので、記憶に残るインパクトは若干薄れてしまいます。それでも心霊体験は身近にあるんだという気持ちにさせてくれますね。
#怪談 #書籍