怪奇映画の手帖

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作家の菊池秀行氏が雑誌「幻想文学」に連載されていた文章を一冊にした書籍です。主にクラシックなホラー映画について、作品やキャスト、スタッフに関する逸話がメインとなっています。

ホラー映画で人気が出たためにキワモノ役者扱いされ、失意のうちに亡くなった俳優の話だとか、謎の死を遂げた監督に纏わる「同性愛」に関する話だとか、業界の裏話が満載です。現実の話の方がよっぽどホラーですw

個人的に菊池氏に影響された部分が多いのです。(菊池氏の作品は全く読んだことはありませんが)雑誌「宇宙船」の「アメリカでこんなビデオをゲットした」という記事を読んだのがきっかけで、B級SF・ホラー映画のビデオを収集するようになりました。それがなければ当館のビデオ部屋はなかったでしょう。また、「ビデオは場所を取るからこれからは8ミリビデオでコンパクトに収納するのだ」という考えに賛同して8ミリビデオのデッキを購入、それまで撮り溜めたビデオをせっせと移し替えたり・・・

どれも時代と共に「思い出」となってしまいましたが。

 #SF #ホラー #書籍

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