【マイク・オールドフィールド – エクソシストのテーマ】

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A面:Theme From "The Exorcist"/エクソシストのテーマ 3:18
B面:Tubular Bells/チューブラー・ベルズ 4:39

A面は「チューブラー・ベルズ/パート1」最初の部分を分割・編集・つなぎ合わせしたもの。
B面は「チューブラー・ベルズ/パート1」最後の部分。
この日本盤シングルは1974年9月にリリースされましたが、元となったUS盤はアメリカで編集され1974年2月に発売されました。
ただし編集についてはマイクから許可を得られてなかったため、イギリスでのシングルリリースは許可されなかったそうです。
その代わりに6月に「Mike Oldfield's Single (Theme from Tubular Bells)」がリリースされることになりました。

《エクソシストのテーマについて》
アルバム『チューブラー・ベルズ』は1973年5月にリリースされ、7月には全英でチャートインするなど話題になっていました。
そこで映画監督のウィリアム・フリードキンはその「パート1」の最初の部分を映画『エクソシスト』の劇中とエンド・クレジットの一部に使いました。
ただしマイク・オールドフィールドには使用の許可を得てなかったみたいで、問題になってしまいます。
映画自体は大ヒットし、曲の方も話題になり、オリジナル・サントラの発売よりも前にリチャード・ヘイマン楽団が演奏したシングルも発売されました。
一方で配給元のワーナー・ブラザースはオリジナル・サントラを出すにあたり、問題になっている「チューブラー・ベルズ」の楽曲についてはカバー曲にして発売します。
演奏はTHE MYSTIC SOUNDSというグループで、録音に際しマイク・オールドフィールドは一切関わっておらず、また「エクソシストのテーマ」としてシングルも発売されました。
映画と音楽の話題性から数々のカバーが発売される中、日本ではキャッチコピーに"本命盤‼︎"と謳ったマイク・オールドフィールドのオリジナルバージョンからの編集盤シングル(Virgin盤)が発売されることになりますが、マイクの意向が反映された編集ではありませんでした。
尚、『チューブラー・ベルズ』からマイクの意向を反映したシングルは1974年6月に「Mike Oldfield's Single (Theme from Tubular Bells)」としてリリースされていますが、映画『エクソシスト』で使用された「パート1」ではなく、「パート2」からの抜粋で別アレンジされたものでした。

▪️レーベル:Virgin
▪️規格番号: LL-2638-VR
▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM
▪️国:日本盤
▪️リリース:1974年9月

(2024年4月 記)

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    kyusha_fan

    2024/04/28 - 編集済み

    日本ではあまりに映画「エクソシスト」のイメージが強過ぎてそこから切り離すのはたいへんでした。
    今は自然体で聴けてます。

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      nw1043

      2024/04/28

      そういえば昔は冒頭のあのメロディを聴くと「エクソシスト」を連想してしまってました。
      いつの頃からか、切り離されました。

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