Blue Skies

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*ビング・クロスビー=いい人の役、フレッド・アステア=悪い人(今回はそうでもないか)の役
*ストーリーはつまらないが、楽曲とダンスナンバーは粒ぞろい
*女性陣が地味

という要素の特徴を、4年前の『スイング・ホテル』からそのまま引き継いだ作品。

アステアに対抗する絶妙の“ダンス”を見せるクロスビー!「A Couple of Song and Dance Men」。
軽薄さを動きでも表現する「A Pretty Girl Is Like a Melody」。
泣く子も黙る「Puttin' On the Ritz」。
ダンスナンバーではないが「Blue Skies」はバーリンの中でも大好きな一曲。

そして、マニアを自称する自分が「好きなナンバーTOP5」には必ず入れる「Heat Wave」でのソロシーン ―― ただしこの振り付け、43年の『青空に踊る』の中の一部をまるっきりそのまま使っている部分がある。しかも二回繰り返す。
かっこいいから全く構わないのだが、最初に気付いた時にはかなり驚いた。
そして、この作品で引退を決意したということに納得した。

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