動物農場

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「すべての動物は平等である。
だが一部の動物は
他よりもっと平等である。」

ウクライナ戦争勃発間もなく
書店で再注目された
ジョージ・オーウェルの名作。
あまり知られていませんが
アニメ版もまた名作。

人間の不当な抑圧に耐えかねた
農場の動物たちは反旗を翻し、
遂に動物自身が運営する
「動物農場」が誕生した。
全ての動物の自由を掲げて
始まった農場運営であったが、
知力に優れた豚たちは
徐々に支配力を強めていく…

ストーリー展開や
当時の社会情勢からしても
共産主義への痛烈な批判
であるのは明白なのですが
今あらためて読み直してみると
その批判の対象はもっと根源的で、
支配する側だけではなく
支配される側にも罪がある
という資本主義とて他人事ではない
生き方について考えさせられる。
そんな名作であるように感じました。

https://youtu.be/pkpWVWq7ywM?feature=shared

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    kerberos-MG34

    about 2 hours ago - 編集済み

    コレだけ圧政を強いても民衆は一揆を起こさない、
    現在の日本を思い浮かべてしまったのは
    私だけでしょうか…

    ジョージ・オーウェルの作品ですと、
    「1984」で書かれたディストピアの様子も
    監視社会となった現代では只の物語と笑えなく
    なって来ましたね。

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      kaikai

      about 1 hour ago

      圧政と気付かないふりをする民衆。
      そう、だからこそこの物語は
      古い時代の独裁・共産主義批判にとどまらない
      普遍的な主張として今なお通用するんですね。

      逃げ場らしい逃げ場があるでもなく、
      ひたすら監視だの効率化だのに明け暮れて、
      見方次第では十分SFディストピアですよ現代は。

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      kerberos-MG34

      26 minutes ago

      本当に考えさせられますね。

      どれだけ文明の利器が開発されても、
      労働時間は未だ減らず、常に新しい技術に
      適応しなければならない大変さと心労だけが
      増えていく現代は果たして幸せなのか…

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