Isuzu Gemini ZZ

アシェット国産名車コレクション(ノレブ製)の1/43ジェミニ･セダンは、疑惑の製品と言わざるを得ない。

ZZハンドリング･バイ･ロータスの色違いにしか見えないが、ハンドリング･バイ･ロータスという表記は一切なく、ボディにプレートの表現もない。
リアのラベルは［DOHC ZZ］となっているけれど、カスタム仕様だとして見慣れないホイールが付いている。

そもそもハンドリング･バイ･ロータスを名乗らない、ただのZZが二代目ジェミニに存在したことは確認できていない。

製品は、ハンドリング･バイ･ロータスが登場する前年の1987年と明記されている。
怪しいのは、この年に限定200台が発売された特別仕様車イルムシャーRS(パートⅠ)ならDOHCエンジンを搭載していて、実質的にはハンドリング･バイ･ロータスの先駆けとなった。
しかし、これはあくまでイルムシャーであってZZではなく、サンルーフやレカロフルバケットシートなどの装備も異なる。

しかも、この青いジェミニはクリアランスランプのレンズがクリアーで、フロントフェンダーにサイドマーカーランプが追加され、ナンバープレートはトランクリッドからバンパーに移された、1989年のマイナーチェンジ後を再現している。
もう、訳がわからない…。

細かいことを言わず気軽に楽しめ！、ということなのか？

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