Our Native Daughters / Songs of Our Native Daughters

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(2019)
スミソニアン・フォークウェイからリリースされた、リアノン・ギデンズ、レイラ・マッカラ、アリソン・ラッセル、アメジスト・キアーの4人で結成されたアワ・ネイティヴ・ドーターズのデビュー・アルバム。ダーク・パウエルのプロデュース。
現在のアメリカーナ・ミュージックのシーンで注目される4人だが、誰もがバンジョーを演奏し、その音色がメインと言ってもいいかもしれない。もちろん4人のヴォーカル、ハーモニーもたまらなく良い。
ジェイミー・ディック(ds)、ジェイソン・サイファー(b)、ダーク・パウエル(g)がバックで支えているが、ダーク・パウエルはフィドルとバンジョーの世界的な演奏家でもある。このアルバムでもマンドリン、フィドル、バンジョーアコーディオンと多彩な音色を加えている。
このアルバムでは、今でもアメリカで抱えている人種についての問題を歌っている。ラッセルが多くの曲で共作していて、才能を発揮している。ボブ・マーリーの“Slave Driver”のカヴァーも演奏している。
アメリカが長い間抱えている問題点に切り込んだ内容だが、ニュースではあまり聞こえてこないものだ。こういった問題点をミュージシャンが取り上げて、発信していくことが重要なことかもしれない。問題提起出来るのがミュージシャンだと思っている。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Black Myself
02. Moon Meets the Sun
03. Barbados
04. Quasheba, Quasheba
05. I Knew I Could Fly
06. Polly Ann's Hammer
07. Mama's Cryin' Long
08. Slave Driver
09. Better Git Yer Learnin'
10. Lavi Difisil
11. Blood and Bones
12. Music and Joy
13. You're Not Alone

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