Nils Lofgren / Blue With Lou

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(2019)
2011年の“Old School”以来となる、約8年ぶりとなるニルス・ロフグレンのアルバム。ニルスとエイミー・ロフグレンのプロデュース。
タイトルからも読み取れるように、このアルバムは故ルー・リードとの思い出が刻まれたものとなっている。ニルスが1979年にリリースしたアルバム“Nils”を制作するにあたって起用したプロデューサーのボブ・エズリンが、同時期にルー・リードのアルバム“The Bells”をプロデュースしたことからニルスとルーで交流が生まれていた。2人は一緒に曲を作りニルスのアルバムに2曲、ルーのアルバムに3曲収録された。このアルバムでは、お互いのアルバムに収録されなかった未発表の5曲と、“The Bells”に収録された“City Lights”のカヴァーが収録されている。
そして、タイトル曲の“Blue With Lou”はルー・リードに捧げられ、“Dear Heartbreaker”はトム・ペティに捧げられている。
バンドはドラムにアンディー・ニューマーク、ベースにケヴィン・マコーミックのリズム隊とのトリオ編成となっている。
残念なのは2人でアルバムを作れなかったことだが、ルー・リードとの共作をこうして発表してくれたことに深い感謝を表したい。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Attitude City
02. Give
03. Talk Thru the Tears
04. Pretty Soon
05. Rock or Not
06. City Lights
07. Blue with Lou
08. Don't Let Your Guard Down
09. Too Blue to Play
10. Cut Him Up
11. Dear Heartbreaker
12. Remember You

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