The Marcus King Band / Carolina Confessions

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(2018)
ザ・マーカス・キング・バンドの3枚目のアルバム。デイヴ・コブのプロデュース。
勢いのあった前作と比べると落ち着いた感じもするが、マーカス・キングの歌声を堪能するにはこの内容がいいのかもしれない。
ほとんどの曲をキングが書いているが、唯一の共作“How Long”はダン・オーバックとパット・マクラフリンとの共作になっている。懐かしい感じのソウル・テイストが満載で、ノリノリの推進力がある仕上がりになっている。左にギターと右にホーンが配され、センターにドラムとベース、オルガンが鳴っている。そのバランスが特に良い感じがする。
落ち着いた感じと書いたが小さく纏まったのではなく、キングのパワーは落ちてはいない。バンドのグルーヴもいい。積極的に聴いてはいないが、プロデューサーのデイヴ・コブの力量もあるのではないかと思える。
歌ってギターを弾いてと二刀流のマーカス・キングが味わえる、聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Confessions
02. Where I'm Headed
03. Homesick
04. 8 A.M.
05. How Long
06. Remember
07. Side Door
08. Autumn Rains
09. Welcome 'Round Here
10. Goodbye Carolina

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