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Van Morrison / Roll with the Punches
(2017)
ヴァン・モリソンのセルフ・プロデュースによる37枚目のアルバム。
またもや大きく振れた内容で、今回はリズム&ブルースのカヴァーが11曲とモリソンの書いた新曲が4曲の全15曲で構成されている。
このアルバムはジェフ・ベック(g)、ポール・ジョーンズ(harp)、クリス・ファーロウ(vo)等のゲスト参加が多いが、個人的にはジョージー・フェイムが参加しているのが嬉しい。ベックのギターが音作りでかなりの比重を占めているのを感られ、またその音色がいい。
サム・クックの“Bring It on Home to Me”やT-ボーン・ウォーカーとドク・ポーマスが書いた2曲のメドレー“Stormy Monday / Lonely Avenue”は有名な曲だけに、聴きどころのひとつ。モーズ・アリソンの“Benediction”も歌っていたりする。
ここ何年かの創作意欲の高さと、その内容の高さには恐れ入る感じがする。そして、古い歌を掘り起こして、歌い繋いでいくスタンスにも敬服してしまう…。
飛行機嫌いで来日公演が行われたことが無いが、一度はモリソンの歌声を生で聴いてみたいものだ。
聴いておきたいアルバムのひとつ。
《songlist》
01. Roll with the Punches
02. Transformation
03. I Can Tell
04. Stormy Monday / Lonely Avenue
05. Goin' to Chicago
06. Fame
07. Too Much Trouble
08. Bring It on Home to Me
09. Ordinary People
10. How Far from God
11. Teardrops from My Eyes
12. Automobile Blues
13. Benediction
14. Mean Old World
15. Ride on Josephine