DeJohnette, Grenadier, Medeski, Scofield / Hudson

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(2017)
ジャック・ディジョネット、ラリー・グレナディア、ジョン・メデスキ、ジョン・スコフィールドからなるスーパー・グループ、ハドソンのデビュー・アルバム。彼らのセルフ・プロデュースとなっている。
4人がハドソン・ヴァレーに住んでいることからバンド名が付けられ、2014年のウッドストック・ジャズ・フェスティバルがデビューのステージとなっている。
タイトル曲の“Hudson”は4人で書いていて、他にもディジョネットやスコフィールドが単独で書いている。個人的に嬉しいのは、ボブ・ディランの“Lay Lady Lay”、“A Hard Rain's A-Gonna Fall”、ジョニ・ミッチェルの“Woodstock”、ジミ・ヘンドリックスの“Wait Until Tomorrow”、ザ・バンドの“ Up On Cripple Creek”といったロックのフィールドのカヴァー曲だ。オリジナルを損ねることなく、素敵にアレンジされているのは言うまでも無い。スコフィールドのギターが歌っているかのような演奏にになっているのもいい。
“Dirty Ground”はブルース・ホーンズビーとディジョネットの共作。
ラストに収録されている“Great Spirit Peace Chant”は圧巻の仕上がりとなっている。
このアルバムがジャズに括られてしまうのは、かなり残念な感じがする。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Hudson
02. El Swing
03. Lay Lady Lay
04. Woodstock
05. A Hard Rain's A-Gonna Fall
06. Wait Until Tomorrow
07. Song for World Forgiveness
08. Dirty Ground
09. Tony Then Jack
10. Up on Cripple Creek
11. Great Spirit Peace Chant

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