The Allman Brothers Band / Win, Lose or Draw

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(1975)
前作から約2年ぶりとなる、ジ・オールマン・ブラザーズ・バンドの5枚目のアルバム。ジョン・サンドリンとABBのプロデュース。
グレッグ・オールマンとディッキー・ベッツのソロ・アルバムを挟んでのリリースとなったが、録音に際してベッツとチャック・リーヴェルの音楽的な方向性の違いによって対立した。そのために全員がスタジオに揃うことがないまま録音が進められた。
このアルバムは全米チャートで5位とヒットとなったが、評論家からは酷評された。
サウンド面での変化は、バンドが成長していく上で仕方のないことだと思う。デュアンという大きな核が無くなったのだから、影響はかなり大きいはずだ。しかし、バラバラとなっていたABBだが、このアルバムを聴く限りそれがいい感じで緊張感となっている気もする。当時の技術でここまでのサウンドを聴かせてくれるのは、個人の技術のレベルがかなり高いと思える。
ベッツが書いた14分を超える“High Falls”は素敵なグルーヴを味わえる。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Can't Lose What You Never Had
02. Just Another Love Song
03. Nevertheless
04. Win, Lose or Draw
05. Louisiana Lou and Three Card Monty John
06. High Falls
07. Sweet Mama

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