Richard Thompson / The Old Kit Bag

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(2003)
クッキング・ヴィニールに移籍した、リチャード・トンプソンの10枚目のアルバム。John Chelewのプロデュース。
このアルバムではトンプソンとダニー・トンプソン(b)、マイケル・ジェローム(ds)のトリオでの演奏に、ジュディス・オーウェンのコーラスというシンプルなものとなっている。
トリオの演奏とはいえ、ギターはオーヴァー・ダビングしてある。しかし、それはそれで、どっちのギターもトンプソンなのが嬉しかったりもする。
マンドリンの音が溢れてくる感じの“One Door Opens”は、トンプソンならではといった曲だ。
ブルージーな“I've Got No Right To Have It All”はダニーのダブル・ベースがいい響きをしている。
ドラムのジェロームは初めてのスタジオアルバムとなったが、いいドラマーだと思える。
やはり地味な扱いだが、トンプソンのトリオ演奏の聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
Chapter 1: The Haunted Keepsake
01. Gethsemane
02. Jealous Words
03. I'll Tag Along
04. A Love You Can't Survive
05. One Door Opens
06. First Breath
Chapter 2: The Pilgrims Fancy
07. She Said It Was Destiny
08. I've Got No Right to Have It All
09. Pearly Jim
10. Word Unspoken, Sight Unseen
11. Outside of the Inside
12. Happy Days and Auld Lang Syne

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