Allen Toussaint / American Tunes

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(2016)
アラン・トゥーサンが2015年に録音し、死の直前に完成したアルバム。ジョー・ヘンリーのプロデュース。
このアルバムは2013年と2015年の2回のセッションが収録されている。2013年の録音はトゥーサンのホーム・スタジオで行われた、ピアノ・ソロの演奏となっている。2015年の録音はヘンリー人脈のミュージシャンとのセッションとなっている。デヴィッド・ピルチ(b)、ジェイ・ベルローズ(ds)のリズム隊に、ビル・フリゼール(g)、チャールズ・ロイド(sax)、ヴァン・ダイク・パークス(p)、グレッグ・レイス(weissenborn)に、ヴォーカリストでリアノン・ギデンズが参加している。
暖かみのあるピアノの音は、トゥーサンが演奏している曲を書いた人への想いのような気がする。
個人的にはラストに収録されているポール・サイモンの“American Tune”にシビれた。ガット・ギターの音色をバックにトゥーサンの歌声が力強く聴こえてくる。トゥーサンのピアノはさりげなく演奏されている感じだ。トゥーサンのピアノや歌声が聴けなくなると思うと、ホントに残念でならない。
…哀悼。

《songlist》
01. Delores' Boyfriend
02. Viper's Drag
03. Confessin' (That I Love You)
04. Mardi Gras in New Orleans
05. Lotus Blossom
06. Waltz for Debby
07. Big Chief
08. Rocks in My Bed
09. Danza, op. 33
10. Hey Little Girl
11. Rosetta
12. Come Sunday
13. Southern Nights
14. American Tune

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