Cassandra Wilson / Traveling Miles

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(1999)
カサンドラ・ウィルソンのセルフ・プロデュースによる13枚目のアルバム。
このアルバムは、マイルス・デイヴィスのレパートリーを中心に、オリジナル曲を4曲追加したものとなっている。歌詞の無い曲はカサンドラが新たに追加している。
晩年のマイルスがお気に入りだった“Time After Time”はこれからも多くの人のココロに残っていく曲だと思うが、スローな中に力強さを感じる歌声が良い。オリジナルのシンディ・ローパーとは違った魅力になった感じだ。
“Resurrection Blues”はマイルスの“Tutu”を原曲とするが、マイルスのパートをカサンドラが埋めている感じで、ヴィブラフォンがいいアクセントになっている。
マイルスへのリスペクト溢れるアルバムで、全米のジャズ・チャートで1位となったアルバムだが、ジャズと言うよりもブルースの匂いがかなり高い。ホントに聴いて欲しいのは、ジャズ・ファンでは無い気がする。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Run the Voodoo Down
02. Traveling Miles
03. Right Here, Right Now
04. Time After Time
05. When the Sun Goes Down
06. Seven Steps
07. Some Day My Prince Will Come
08. Never Broken
09. Resurrection Blues (Tutu)
10. Sky and Sea (Blue in Green)
11. Piper
12. Voodoo Reprise

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