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Miles Davis / Filles de Kilimanjaro
(1968)
マイルス・デイヴィスのコロムビア・レコードでの16枚目のアルバム。テオ・マセロのプロデュース。このアルバムはマイルス、ウェイン・ショーター(tsax)、トニー・ウィリアムス(ds)は変わらずに、6月19~21日で演奏した曲(T-2~4)はハービー・ハンコック(p)とロン・カーター(b)、9月24日に演奏した曲(T-1,5)はデイヴ・ホランド(b)とチック・コリア(p)の2つのセットでの録音となっている。黄金のクインテットから、エレクトリックへの転換期でもある。
マイルスが大きく舵を変えた時期のアルバムで、微妙に完成されていない感じがある。その中で、ウィリアムスのドラムの安定感は抜群である。“Petits machins (Little Stuff)”のドラムはホントに見事なリズムを刻み、怪しげなグルーヴを生み出している。マイルスとショーターのソロも格別なものがある。
2つのセットが楽しめる、聴いておきたいアルバム。
《songlist》
01. Frelon Brun (Brown Hornet)
02. Tout de Suite
03. Petits Machins (Little Stuff)
04. Filles de Kilimanjaro (Girls of Kilimanjaro)
05. Mademoiselle Mabry (Miss Mabry)
06. Tout de Suite