『星の林に月の舟 / 実相寺昭雄』《大和書房》

大和書房より、1987年に発行された『星の林に月の舟 怪獣に夢見た男たち』実相寺昭雄/著です。A5版ハードカバー222頁、実相寺昭雄作品目録付。
この本はテレビ特撮映画の創生期を飾った円谷プロの「ウルトラＱ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」そして「怪奇大作戦」に関わった、実相寺昭雄監督の小説の形を取った青春譜であり、共に良き時代を過ごした師匠、後援者、仲間（円谷英二、円谷一、金城哲夫、大伴昌司）に対する弔辞[レクイエム]というべき、ドキュメンタリーです。
“昭和41年春、一人の青年が赤坂のテレビ局から、世田谷の制作プロダクションへと出向した。そこは円谷英二監督率いる円谷プロ。青年をそこに連れて来たのは、円谷英二の長男で局の先輩でもある円谷一だった。『ウルトラＱ』の大成功に沸き立つ円谷プロで、青年も怪獣づくりに引込まれていくのだった…。”
後に、「ウルトラマン」制作時のエピソードをドラマ化されました。
この本を購入したのは、東京駅近くの八重洲ブックセンターという書店ですが、いまだに健在のようで安心しました。
#青春小説 #テレビ特撮 #実相寺昭雄 #円谷プロ