アカウミガメ《海洋堂アクアテイルズ》

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深海生物フィギュアのアカウミガメ(幼体)です。高さ4cmほど。
グリコ・黒潮コメッコの景品として配られました。原型製作は海洋堂の松本栄一郎氏。
孵化後に海に泳ぎだした幼体のアカウミガメを表現していますが、複雑な形状を分割無しでモールドする技術とカラーリングのグラデェーションが凄いです。
パッケージより、解説を追加します。(2022/3/22)
“AQUATALES-黒潮の魚たち-(解説:富田京一)
日本近海は数限りない生物の命を育み、世界的にも豊かな漁場として私たちの生活を支えてきた恵みの海だ。南北に細長い日本列島は、つねに北から南から海流に洗われる。北から来る寒流は養分やプランクトンを大量に含み、魚を育てる[親潮]、南からの暖流は養分が少なく澄みきって、深いところが黒っぽくすけて見えるため[黒潮]と呼ばれる。この黒潮はメキシコ海流と並ぶ世界最大の海流だ。どちらも時計回りに進もうとするが、これは地球の自転の作用である。表面の流速は1秒間に2m以上!黒潮全体では1秒で5000万tもの水を運んでいる。フィリピン沖で発生した黒潮は東シナ海を北上、九州の南で太平洋に出て、四国や紀伊、伊豆などの沖合いを流れていく。銚子の沖にたどりついたころには力も弱まり、日本列島を離れていく。いっぽう分かれて日本海へ向かった流れ(対馬暖流)は、弱まりながらも北海道へと及んでいる。南の暖かい海で生まれた魚たちは、この黒潮によって日本各地へと運ばれ、やがて親潮に含まれる豊富なエサを食べ成長する。それらを追って北上するクジラやイルカ、サメたち捕食者もまた…”
“アカウミガメCaretta caretta 甲長約1m
全世界の熱帯から温帯を回遊しているが、日本で産卵に上陸するのは茨城県と石川県が北限。静岡県の御前崎と徳島県の日和佐の産卵場は国の天然記念物。砂浜から自力ではい出た子ガメは黒潮とともに銚子沖で日本を離れ、冷たい北太平洋を通って、カリフォルニアまで流されながら成長し、また日本に帰って来る。固い貝や甲殻類が好物なため、頭は大きくクチバシは頑丈。海底で食事することが多く、数百mの深海まで潜ることもある。”
#海洋堂 #松本栄一郎 #深海生物フィギュアコレクション

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