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Mari Trini / Solo para ti
鳩を抱いて朧げに映るどことなく薄幸そうなモノクロの女性のポートレート、
ジャケの用紙はなかなか珍しいマットコーティングが施されている
マットコーティング… 説明しよう…多くのレコードジャケってのはコート紙(コートボール紙)と言う紙の製造時に表面が若干光沢がありツルッとした質感のものを使用する事が多い、そして60年代のペラジャケなどによく見られた印刷された表面から後工程でコーティング加工されたもの、こちらは更に光沢が増し手触りもツルツルなんだけど今回紹介するのは同じく後工程なんだけでマットコーティングって言ってあえて光沢を無くす効果があって見た目も手触りも独特な質感になるもの、コストはマットコーティングの方が一般的には高い ディスクのラベルもカスタムで力が入ってるね。
Mari Triniは1970年にデビューしたスペインのシンガーで年に1〜2枚のアルバムを発表、これは78年の作品。discogsでチャックしてみたけどどれも魅力的なジャケで全部欲しくなってしまいそう〜(国内盤でもリリースされた1stは奇跡的に持ってた)
ちょっとやさぐれ感のある声で歌い方も気だるく色気があるよ。
この時代のちょいラテン風味のあるヨーロピアンポップスの典型っぽい落ち着いてはいるけどやや大仰なサウンドで面白味は少ないかな〜
タイトルのSolo para toってのはスペイン語で「貴方だけのために」ジャケを見ると「Mari Triniは貴方だけのもの」とも取れるかな?
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