キカイダーOO(SIC匠魂)~ゼロワンやキカイダーOOの存在があったからこそ

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キカイダーOO(ダブルオー)は原作版人造人間キカイダーに登場する第三のキカイダーです。シャドウに対する戦力の増強と話し相手が欲しいと考えたジローが作りました。ただ、残念ながら活躍の場は意外と少なく、最後は改造されシャドウ側になってしまいましたので、ゼロワン、ビジンダーと共にキカイダーに破壊されてしまいます。この時のキカイダーは服従回路を取りつけられ、善と悪の両方の心を持ってしまったため、ためらう事がなく兄弟を殺す事もできましたが、兄弟を殺してしまった良心の呵責に苛まれる事になりました。「俺はこれで人間と同じになった。だが、それとひきかえに俺はこれから永久に"悪"と”良心”のこころのたたかいに苦しめられるであろう。」と兄弟を殺してしまった罪を背負って生きていかなければならなくなりました。ラストで「ピノキオは人間になって、ほんとうに幸せになれたのだろうか?」と読者に問いかけて去っていくジローの後姿が原作版キカイダーのエンディングで、キカイダーが仮面ライダー以上の名作と言われる所以となりましたが、ゼロワンやキカイダーOOの存在があったからこそ名作となったのでしょう。

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