徳間書店 ハイパーホビー 2006年2月号 Vol.89

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平成18年2月1日発行
発行所/株式会社徳間書店

平成18年(2006年)に徳間書店より刊行された「ハイパーホビー 2006年2月号 Vol.89」です。同誌で毎号、ソフビ関連の情報を扱っていた「そふび道」というコーナーで、平成14年(2002年)~平成17年(2005年)に発売されたベアモデルのソフビを特集した「オール怪獣コレクション」という記事が掲載されているので、参考資料としてアップします。
平成13年(2001年)までのベアモデルといえばブルマァク初期的な“ユルさ”や“粗さ”を持ち味とするメーカー、という印象が強かったのですが、平成14年に発売されたウリンガ辺りから少しずつブルマァク中期~後期の傑作ソフビ群を彷彿させるハイレベルな造形にシフトしてきた感があります。着ぐるみの特徴を上手く消化したリアル寄りの造形でありながら、昭和の怪獣ソフビと並べても違和感を感じさせない抜群のレトロ感。個人的にウリンガは、ベアモデル怪獣ソフビのターニングポイントとなったソフビだと思っています。「粗いけど味わいのある造形」 「マイナー怪獣を好んでソフビ化するキワモノメーカー」という、それまでのブランドイメージも、この辺りからだいぶ変わってきたように感じます。 ウリンガを始め、適度なリアルさと玩具的デフォルメを上手く両立させている、平成14年から平成20年(2008年)辺りまでのベアモデルのソフビ造形を、私は「平成に蘇ったブルマァク黄金期」と形容していますが、中でも平成17年に発売されたギタギタンガはその頂点ともいえる大傑作でした。

#徳間書店 #ハイパーホビー #ベアモデル #ソフビ #怪獣 #円谷プロ

https://muuseo.com/dape_man/items/697
https://muuseo.com/dape_man/items/236

ベアモデル ウリンガ スタンダードサイズ 平成物
モロボシ・ダンのウルトラ念力にも匹敵する超能力を武器に、ウルトラマンレオを苦しめたウリンガ。 普段はウリーという子供の姿をしていて、かつてウルトラ警備隊でダンと同僚だったアンヌに良く似た女性に育てられていますが、その本当の正体は宇宙人の捨て子。 トゲトゲを強調した頭部とボディに真っ赤なモノアイ。ある種のヒーロー性すら感じさせるスタイリッシュなフォルムで、なかなか格好良いデザインの宇宙人ですね。エピソード的に「あるいはウリンガは、ダンとアンヌの間に出来た子供かも知れない」という部分も含んでいるだけに、どことなくウルトラセブンの要素が入っているように感じられるのもこのデザインのミソでしょうか。 そんなウリンガを平成14年(2002年)にレトロテイストでソフビ化したのがベアモデルです。 この時期までのベアモデルはどちらかというとブルマァク初期的な“ユルさ”や“粗さ”を持ち味とするメーカー、という印象が強かったのですが、このウリンガ辺りから少しづつブルマァク中期~後期の傑作ソフビ群を彷彿させるハイレベルな造形にシフトしてきた感があります。 着ぐるみの特徴を上手く消化したリアル寄りの造形でありながら、昭和の怪獣ソフビと並べても違和感を感じさせない抜群のレトロ感。個人的にウリンガは、ベアモデル怪獣ソフビのターニングポイントとなった傑作ソフビだと思っています。浅葱色の成型色に、クールなトーンのスプレーワークが施されたカラーリングも実に良い感じです。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
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ベアモデル ギタギタンガ スタンダードサイズ 平成物
地上人による地下水汲み上げに怒る、地底超人アングラモンが操る超獣、ギタギタンガ。 レッドキングを彷彿させる蛇腹のボディに、これまたギラドラスを彷彿させる顔の4本角。過去のウルトラ怪獣の意匠を取り入れた、なかなか格好良いデザインの超獣ですね。 そんなギタギタンガの、ベアモデル製スタンダードサイズのソフビ。 こちらは平成17年(2005年)に発売された1期版になります。 私はベアモデルの造形が好きで、特に平成14年(2002年)から平成20年(2008年)辺りの「平成に蘇ったブルマァク黄金期」と呼びたくなるような、適度なリアルさと玩具的デフォルメを上手く両立させている第2期ウルトラシリーズの怪獣たちの造形が大好きなんですが、このギタギタンガの造形はその頂点ともいえる圧巻の出来栄え。やや灰色がかったアイボリーの成型色も実に良い感じです。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ベアモデル #ブルマァク #円谷プロ #超獣 #怪獣 #ソフビ
https://muuseo.com/dape_man/items/236

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