ブルマァク バキシム スタンダードサイズ 当時物

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閃光と共に突如空がガラスのように割れ、パックリと開いた異次元空間の中でヌラヌラと蠢く超獣バキシム。
その鮮烈な登場シーンで当時の子供たちの度肝抜いたこの超獣は、異次元人ヤプールが地球の芋虫と宇宙怪獣を合体させて造り出したものです。自由自在に異次元空間を移動する能力に加え、地球人の子供に変身する能力まで有し、関わった人間たちを次々と殺害したり、TACを翻弄したりするこの超獣の底知れぬ不気味さは、従来の怪獣の概念を覆すものであり、ベロクロンやカメレキングのような生物兵器型の超獣とは違った形で超獣の特質をアピールしていました。
また、芋虫と鉱物をモチーフにデザインされたその非生物感溢れるビジュアルは、「ゴテゴテとした装飾が多過ぎる」との批判の声が多い第二期ウルトラ怪獣の中にあって、トゲ一本に至るまで無駄が無く、実に美しいフォルムをしています。芋虫の柔軟さと、大小の鋭角な突起物で構成された背面の硬質感という、相反するイメージを見事にまとめたデザインの素晴らしさ。まさに第二期ウルトラ怪獣を代表する名獣といって良いと思います。

さて、ブルマァクのバキシム。
傑作カメレキングとはまた別の原型師だと思われますが、ちゃんと着ぐるみのディティール、質感の表現を追求したものになっていて、なかなか出来の良いソフビです。特に横からの眺めが良く、やや寸詰まりではありますが、富士山を背景にした、あの有名なスチール写真を想起せずにはいられません。

#ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ

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