マイクロエース【A0558】183系-1000+1500番台・特急色・ わかしお 9両セット

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1972(昭和47)年、房総地区の電化完成に伴って新たに近距離用の特急用電車として登場したのが183系0 番台です。
東京地下駅への乗入れや、当初予定されていた分割・併合運用を考慮する形で前面貫通型の構造が採用されたほか、混雑を考慮して1両あたりデッキが2箇所設置されたこと、食堂車の製造が見送られたことなど、従来の特急型電車と異なる点が見られます。
1974(昭和49)年、上野~新潟間の特急「とき」に使 用されていた181系を置き換える目的で登場したのが183系1000番台で、1972(昭和47)年に登場した183系0番台をベースとしており、冬季の安全運行を目的として耐寒耐雪構造が強化されているのが特徴です。
前面が非貫通構造とされたほか、グリーン車にも電動発電機が設置されています。
総武地下線乗入れに対応してATCを搭載した先頭車は一部の窓配置が変更されて定員が減少し、新たに1500番台が附番されています。
0番台と同様の9両編成に組成された1000/1500番台は国鉄民営化以降も活躍を続け、1993(平成5)年 以降は255系に併せてグリーン車の連結位置が2号車から4号車に変更されています。
長らく房総地区のク イーンとして君臨した183系は、後継となるE257系500番台の登場に伴って2005(平成17)年までに定期特急列車から撤退しました。

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