全日空商事 【1/200】 〈YS21125〉 【非売品】ANK エアーニッポン YS -11A (JA8772)

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ANK エアーニッポン 
YS -11A
レジ JA8772

YS-11は、日本航空機製造が製造した双発ターボプロップエンジン方式の旅客機。
第二次世界大戦後に初めて日本のメーカーが開発した旅客機である。
派生型であるAシリーズは1967年製造の2050(通算50号機)以降の機体となり、輸出用として大幅に改良を施した。
これはアメリカ中西部の中古機や航空部品販売を行うディーラーのシャーロット・エアクラフト社がアメリカでの販売代理権の取得を目指して提案してきたことを受け入れた仕様である。
エンジンはタービンの耐熱性向上とプロペラ減速歯車の強化によって出力を10%増加、ペイロードを1トン増やしている。
それに合わせて各部の設計変更を行い、主脚ドアの内面を平滑にして脚下げ時の速度を289km/hから389km/hへ向上、同時に急降下の際に脚をエアブレーキとして使用できるようにした。
座席の座面クッションを着水時の浮き具として使用できるものとし、座席間隔も860mmから790mmに改めて、64席に増やしている。
2070番からは内装をレザー張りから一転プラスチック製になり、カーテンもシャッター式ブラインドとして、当時のライバル機種フォッカーF-28に対抗した。
さらにオプションとして補助動力装置(APU)を搭載可能とし、空調・発電・油圧装置・エンジン始動を地上設備なしで作動可能としており、これは地上設備の貧弱な日本国外の地方空港乗り入れを目指したものである。
2075からは乗降口高さを体の大きな欧米人に合わせて1.6mから1.75mに拡大、2078からはエンジンを、タービンブレードの材質変更で高温時の最大出力を4%増加したダートMk542-10Jに 、2092からは減速歯車を補強して耐久性を向上したダートMk542-10Kに変更している。
商品ナンバーYS2115は全日空商事の1/200シリーズを収集している人にとって入手が難しいモデルのひとつであろう。
モデルとなっている機体JA8772(一般市販された通常販売品はJA8761とJA8744ので本品はレジ変え品)は2003年8月31日エアーニッポンでラストフライトを勤めた機体で、最終便に搭乗した人のみに配布された物である。
そのため非売品のモデルとなっており一般市販品として出回らなかった。
機体裏にはシリアルナンバーが書かれており、さらに本来ならシリアルナンバーカードも封入されているが入手したものには封入されていない(欠品)。

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    Railwayfan

    2022/12/20 - 編集済み

    枻出版社「ミニチュア・エアライン ほしい旅客機はココから探す! 」より。
    YS -11のモデルページにてYS21125は"まぼろしのNo.25"として紹介されている。

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