- amyurieru Museum
- 1F 鉱物資料
- Rhodochrosite (South Africa) 1.61ct
Rhodochrosite (South Africa) 1.61ct
<鉱物の説明>
ロードクロサイトは和名を菱マンガン鉱と言う、桃色~赤色が綺麗な鉱物。
マンガン(Mg)を手に入れる為の主要鉱石の一つ。
色と輝きからコレクターに人気があり、アメリカ産はアメリカ産大宝石の一つとされている。
産地は幾つかあるが、南米産でバラ色を呈する事から「インカローズ」と呼ばれる。
南アフリカ産は赤やオレンジを呈した物が多く、内包物も多い印象。
マンガン鉱床で産出するロードナイト(バラ輝石)と外見が似ている。
しかし、ロードクロサイトは酸化しやすく、湿気に注意しなければならない。
雨にあたると被膜が形成され黒色化する。
硬度も劈開もあり、破損しやすい事から宝飾品や装具には不向き。
<鉱物データ>
分類 炭酸塩鉱物
化学式 MnCO₃
結晶系 三方晶系
へき開 三方向に完全
モース硬度 4
光沢 ガラス光沢
色 桃色
条痕 白色
屈折率 1.598-1.816
比重 3.7
<その他コメント>
こちらは、インスタグラムのライブで購入したもの。
インスタでの購入は初めてだったので緊張した。
「日本産の赤いロードクロサイトがあるよ」と知人から連絡を受けて直行した。
購入後、実物をみたら「南アフリカ産ぽいな」と思い、日独宝石研究所へ産地同定依頼。
記事を書いている日に日独研究所より連絡があり南アフリカ産と断定された。
日本産では無い物の、産地鑑別代込みでも安めであり、
赤いロードクロサイトの標本としてコレクションしておこうと思う。
参考文献(敬称略)
Wikipedia https://ja.wikipedia.org