「ふぉん・しいほるとの娘」(新潮文庫/吉村昭著)

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吉村昭先生の1978年の長編作品。
シーボルトが、長崎で芸妓の其扇との間に生んだ娘、イネが苦境の中で医学を学び、後に日本初の女医になる。そして、そのイネの娘、タカも女医となり…という史実に基づくお話し。…ですが、この作品はけっこう創作部分も多いそうで、ドキュメンタリーではなく歴史小説扱いだそうですね。

発表の翌年の1979年、吉村昭先生はこの作品で吉川英治文学賞を受賞。

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    sat-2019

    2025/01/30 - 編集済み

    大河ドラマ「花神」で、楠本イネの存在を知りました。
    後の大村益次郎となる村田蔵六からオランダ語を学んだそうですね。

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      T. S

      2025/01/30

      花神というのは初耳だったので調べてみたら、1977年の大河なんですね。大村益次郎が主人公ですか。へー。しかも浅丘ルリ子がイネさんとは!

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      sat-2019

      2025/01/31

      そうなんです、1977年の大河ドラマです。
      大村益次郎が主人公で、まだ「発達障害」という概念がなかった時代ながらも、発達障害的な彼のキャラクターを中村梅之助さんが演じ上げました。
      はい、イネを演じたのは、浅丘ルリ子さんでした!

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      T. S

      2025/01/31

      私が大河を見た記憶はその後の時期くらいからですねー。峠の群像くらいでしたかね。

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      sat-2019

      2025/01/31

      「峠の群像」からご覧になられたんですか🙌🏻
      「花神」は40代のころ、大村益次郎に興味を持って、総集編のDVDを買って観たのが最初で、オンタイムでは「山河燃ゆ」が初めて見た大河ドラマです😃

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      T. S

      2025/01/31

      子供の頃に泉岳寺のすぐそばに住んでたもので、忠臣蔵はかなり身近な話題でした。境内が遊び場だったんです。くわしくはこちら💁
      https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/496

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      グリーン参る

      2025/01/31

      益次郎は軍師としては一流ですが、「医者としてはヤブ」というのが良いです(笑)。

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      T. S

      2025/01/31

      そうなんですか(笑)

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      sat-2019

      2025/01/31

      私もそのギャップがとても魅力があると思います。

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    グリーン参る

    2025/01/31

    T.Sさん
    吉村さんはご本人が綿密な取材を行って作った佳作が多いですね。小説ではありませんが、「三陸海岸大津波」を繰り返し読んでいます。読後いつも津波の恐ろしさが私にも迫ってきます。

    楠本イネさんは実は肖像が「重要文化財」に指定されています。20年程前に買った本に「漆の器を知る(美術館に行こう)」というものがあるのですが、この中に楠本イネと母の瀧を描いた「シーボルト妻子像螺鈿合子(ごうず)」という作品が紹介されています。シーボルトが日本を追放される前に作られたもので、イネさんの幼少時の姿が記録されています。極めて出来の良い螺鈿作品です。この作品はシーボルトが大切に本国でも持っていたそうですが、30年後開国したのち、彼が再来日した際に、この作品を再会した二人に返したエピソードが残っています。この画像が合子に描かれた幼いイネさんの姿です。

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    グリーン参る

    2025/01/31 - 編集済み

    長崎のシーボルト記念館に行くとこの合子を見られるようですが、私はまだ一度も実物を見たことがありません。
    https://www.pref.nagasaki.jp/bunkadb/index.php/view/24

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      T. S

      2025/01/31 - 編集済み

      そうですね、吉村先生は綿密なリサーチがお得意で、そのリサーチに基づくドキュメンタリーも歴史小説も、いずれも好きでよく読んでいます。
      三陸海岸大津波はこのライブラリーにも掲載しましたが、震災のだいぶ前から私も何度も読んでいましたので、震災の時は「繰り返しだ…」と複雑な思いも抱きました。

      イネさんの肖像の件は知りませんでした。螺鈿細工なんですね。拝見するに、やはりお顔立ちがハーフな感じで、ぜひ実物を見てみたいものです。長崎はたまに仕事で行くものの寄り道する時間がないパターンが多くて、、、鳴滝まで行く機会はなかなか…。次回、狙ってみます。情報有難うございます。

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      グリーン参る

      2025/01/31

      私も「長崎カステラ食い倒れツアー」を敢行し、そのときにシーボルト記念館に行きます!

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      T. S

      2025/01/31

      血糖値の上がりそうなツアーですね(笑)

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      sat-2019

      2025/02/01

      血中コレステロールもやばそうですね😱

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      T. S

      2025/02/01

      その辺には敏感ですね(笑)

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      sat-2019

      2025/02/01

      はい…😅
      医者の先生から脅されているもんで…😱

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    tomonakaazu

    2025/02/04 - 編集済み

    この本を読んで、長崎に行かねば!と思ったのですが、昨秋行った時には前後の関係で2泊しかせず、しかもぎっくり腰になっていてシーボルト邸は少し遠くてあきらめたのでした。。

    出島の入り口では、芸者だったイネの母が通った頃の「あらため」はここだったか、、と思い巡らしました。出島を襲う嵐のシーンもすごかったですね。

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      T. S

      2025/02/04

      出島は今やなかなか当時の雰囲気を取り戻してますよね。完全に内陸になってますけど、外形が整備されて当時の島の形がキレイになり中の建物も復元されて、ヨイ感じです。

      ギックリ腰は治りましたか?私は今なんだか腰が痛いです。週末に久々にジョギングしたからです。

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