撃墜王
このゲームは、太平洋における戦闘機同士の空中戦を詳細にシミュレートしたものです。プレイヤーは「飛行機を動かす」のではなく「操縦桿を動かす」のです。
という惹句の通り、これはプレイヤー1人が戦闘機1機を操る紙製フライトシミュレーターです。正しく操縦できれば特別なルールに頼らずにインメルマンターンでもバレルロールでも木の葉落としでも再現できます(そのはずです)。ただ、操縦のプロットを記録用紙に書き込む方式のため、記入と計算に追われてボード上のコマを動かし忘れることが(練習中に)多々あったので、記録用紙を使用しないで済むように操縦パネルシートを自作しています。
データカードの表面は主に飛行に使うデータ、裏面は主に射撃に使うデータです。濃い目の紙色、細い線と小さな文字の印刷で、決して見やすくはありません。登場機種は日本軍機34機種、アメリカ軍20機種の合計54機種です(うち練習機3機種)。(コマにはスピットファイアとハリケーンもありますがデータはありません。)
しかし、これはあくまでフライトシミュレーターで、飛行機の操縦を楽しむもの、空中戦を行う対戦ゲームではありません。射撃・損傷に関するルールはまったくの未完成で不完全なものです。『Air Force』の戦闘ルールの方がはるかに詳細です。雲や太陽といった視界に関わるルールもありません。戦闘だけでなく飛行に関わる航空機の重量状態についての目安も書かれていません(自分で調べろということです)。何回か練習飛行はしましたが、他の人に操縦を教える気にはならず、対戦などはとてもとても。また、フライトシミュレーターならコンピューターを使ったものの方が面白いのは言うまでもありません。
#零戦 #フライトシミュレーター
ターンスケール: 1ターン=1.5秒
マップスケール: 1ヘクス=25メートル 1高度=5メートル
ユニットスケール: 1コマ=1機