球状流紋岩 兵庫県 2020-09-29

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今から、約20年前の話だが、流紋岩の切割の露頭に、松脂岩脈が無数に上昇してきて、この様な球体が大量に生じていた。見たい人は、玄武洞ミュージアムに展示されていると思うので、見に行かれるとよい。現在では、ほとんど見られなくなっている。
 7枚目の写真は、120㎏ほどあった石を二つに切った。半分は、玄武洞ミュージアムに展示されている。切断は、地元の大西石材店の厚意で切断、研磨して戴いた。

 この石は、球顆とされているが、球顆ではない。それで、球状流紋岩と名付けた。なぜなら、流紋岩流理が、球体の中を貫いているので、流紋岩がそのままで、松脂岩化、放射状に再溶結したものと考えられる。8枚目写真が、その露頭。

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